曠野に彷徨う

『ズタ袋ひとつのビクトルはマッチも水筒も
食料も持っていなかった。

中 略

空には太陽がある。
ズタ袋のなかにはナイフがあった。
太陽が一個
ナイフが一本。
それさえあれば、生きて、歩ける。

石村 博子
「たった独りの引き揚げ隊」
角川文庫           』

1945年、10歳のビクトルは
満州の曠野1,000キロを歩いて日本に帰ってきたという。
後の伝説となった「サンボ」の生涯無敗のファイター
「ビクトル古賀」が何故、このようなことが出来たのか

考えると、次の3つの要素があったからではないでしょうか?

1.日本に帰るんだという、明確な目標があったこと。

2.折れない心を持っていたこと。

3.太陽とナイフ以外に何も持ってなかったこと。

「目標」

「イチロ」ーや「錦織圭」のように、幼少の頃より
夢に向かって一直線に走って行ける人は稀で
多くの人は、混沌とした心の曠野で天を見上げているのではないか

小生は未だにテントの中で思案中 ・ ・ ・

小生は趣味で業者が集う骨董品の競りに
一週間に一度は参加するのですが
先日、犬の顔をした「古伊万里の線香たて」を
落札しようか迷っていると
隣に立っていた年配の方が

「骨董品探しは自分探しなんだよね

・ ・ ・ 骨董品探しだけじゃなくて

人生すべてが ・ ・ ・

これ、自分探しなんだよね結局」と言って笑った。

自分探し ? ・ ・ ・

自分探し ・ ・ ・ ?

そうだ!!

映画「マッドマックス FURY RORD」のエンディングにテロップが流れて

・ ・ ・

「約束の地はあるのだろうか?

自分を探し求めて彷徨う

この曠野の果てに

歴史を作りしもの」 と。

これは、旧約聖書12章のことでしょうか?
このとおりの言葉は見当たりませんが ・ ・ ・

自分探しなんて言葉をサラリと言うなんてと、感心致しました。

「 心 」

「薬師寺僧侶」の「大谷徹奘さん」の
著書「自分で選んだ道なのに」の中に

「 ここまで

と思ったら

そこまで 」

とありました。

時々、リタイヤの言葉を自然のうちに
呟いている自分がいます。
正直、ぞっとします ・ ・ ・が、
こんな気持ちだからいつまでも次の一歩を踏み出せないのか

折れない心とは何ぞや?

「諦める」とは、仏教用語で
「明らかに見極める」から派生したそうですが
見極められるまで頑張ったのかい?ってことなんでしょう。

「持たない」

見栄や体裁、あらゆるしがらみや
今この状態を護ろうとする姿勢が弱さにつながる。

 

これについては机上の域を出ない非現実的な話しですが ・ ・ ・

心にいつも太陽をではなく

心に常にナイフだけは持って緊張感の中で彷徨いたいと考えた次第。

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