祝 第15回このミステリーがすごい!大賞優秀賞受賞
尊敬する友人の一人である三好昌子女史が
2,017年・第15回『このミステリーがすごい!大賞』優秀賞を受賞しました。
心からの祝福の意味を込めて当サイトの右サイドバーにバナーを
掲示させていただきました。
正直なところ、女史の作品群は「賞」という誉れを戴き
それで収まってしまう世界ではないことを愚生は
知っているので、これを機に数年後の日本に
新しい文学ジャンルが確立されているであろう
ことを今から心待ちにしている次第です。
女史の作品は、過去現在未来という平面的な時間軸と
我々が感覚として信じて疑わない次元の壁を
言葉のエネルギーによって簡単に突き破り
独特の世界を読み手の前に描いて見せる。
そして何より、奇抜なストーリーに載せて
人間というものの心の深淵を描くことによって
作品に重厚感を与えています。
何度も読み返さずにはいられなくなる。
この感覚は一体何だろう?
読経か? ・ ・ ・
マヘリア・ジャクソンの「Summertime」? ・ ・ ・
カール・オルフの「カルミナ・ブラーナ」? ・ ・ ・
マル・ウォルドロンの「LeftAone」?
拙い愚生の解説よりも
未だ発売前の作品『火神記 黄泉の封印』より
勝手に掲載させていただきます。
あの目だ、と思った。
華叉を見つめる、イザナミの目。
軽蔑と哀れみの入り混じった目・・・・・。
華叉が仏弟子でありながら、生への執着のあまり
禁忌を犯して天狗に堕ちた時、
同じ目で空海は彼を見ていたものだ。
「生きることを選んで、何が悪い」
激しい怒りが、華叉の身内を駆け抜けていた。
元々、人とは弱いものだ。
どれほど神を信じ、祈りを捧げても、
死ぬことは恐ろしい。
中 略
「神が人を救うなどと、誰の教えた世迷言じゃ?
神とは、すべての神族、鬼種、人間種の上に
君臨するものじゃ。
今ならまだ遅くはないぞ。
われわれの前に跪くが良い」
youtube プロモーションビデオ『縁見屋の娘』も
観ていただければ幸いです。
Comment
こんにちは。NAOと言います。
賞に収まらないほどと紹介されると、
確かに読んでみたくなりますね。
しかし、読書は苦手なんだよなあ。
最近読みながら寝てしまう。
でも興味津々ですね。
NAOさま
コメント頂きまして誠にありがとうございます。
作者の三好さんは今まで松本清張賞をはじめ
多種の賞の候補に名を連ねておりましたが、
この事実だけでも1つの「賞」という括りに
収まらいという証左です。
是非、どうぞ!!
読書は苦手・・・
確かにそうですね。
愚生も先日、横になりながら本を読んでいて
いつの間にか眠ってしまい、
起きた時には老眼鏡が壊れてしまってました。
NAOさまのサイト
拝見させていただきました。
立派なパワーサイトですねぇ。
心底素晴らしいと思います。
愚生も早く御サイトのような
素晴らしいサイトを創りたいものです。
これから御サイトで勉強させていただきます。
ありがとうございました。
竹内